イースター、お花見、春を祝う祭り
蕾はごろごろ雷で、ピカッと光って花が咲く。
花の座 伝芭 第二季の最終回。春分とイースターのお話。花材は彼岸桜、姫辛夷、三叉、フリージア、チューリップ。今回も花の連句めぐり花。3.11をきっかけにあの年のお彼岸からスタートした花の祭り。草木の祭祀がめぐり花。
季節が巡ることも、また今日も出会えることも只事ではない。魂はめぐってまた会うを繰り返す。皆さんがこの1年でさらに花の扱いに慣れ、共創ということにも慣れ、活けあげられていく花は一つ一つがまさに光。花は光を透かし灯る。花を見て春がまたやってきたことを喜び愛しく思う。それがイースターなり、雛祭なり、お花見のおおもとなのだろう。小さなブーケを皆さんに手渡した。伝芭とは花を受け取って舞うこと。1年一緒に学んでくださった皆さんに感謝。空間を貸してくださり、毎回レコードを選んでくださったSansaさん、ありがとうございました。来季もお世話になります。
イースターラビットにちなんで虎屋さんの「兎饅」
花の連句「めぐり花」僕はほぼ手を出さず、生徒さんたちがひとさしひとさし活けていきました。皆さん花が好きなので、和気あいあい。
器はdomani イースターエッグにあやかって卵っぽいものを使いました。(写真;Shinichi Tsukada)
花の座 伝芭は小さな座。深く季節や植物に身体ごと染まる時間。