晴明の日。今季は20名でのスタート。継続の方も6名。久しぶりの方が2名。あとははじめて出会う方々。お菓子は卯年と4月の卯月、そして満月をかけて「うさぎや」のどら焼きとした。
「花の文」は石牟礼道子さんの著書より拝借したタイトル。花と人がお互いに文を贈り合えることを夢想する。文字のない時、聞こえていたかもしれない言葉未満のことのは。
初回は毎年、正式参拝から。春宵の満月の拝殿で静かに皆さんと息を合わせる。
自己紹介と点呼の後、花活けのデモンストレーション。
「空風火水地」のことは話したか話さなかったか。。。
立てる、という行為はこの「空」を呼ぶこと。道を通すこと、間を空けることだと思っている。だから人もまず見えないものの前では禊祓が大切なのだ。そうまずは切断のセツが大事。いつも生まれ直すために鋏を入れる。新しい布に鋏を入れるのが「初」という文字だ。
その道が通れば、風が通りエレメントが生き生きと活動を始める。
建築にもそれが大事だし、芸能にも、あらゆる芸術にとっても、それがなくては始まらない。日々の暮らしに、埋め込まれていたこと。今でも形は残っているし、知らず知らずにやっている。
はなのみちで大事にしていることをお話しする。
○お節供・年中行事 擬死再生
○こよみ (二四節気七二候/ 旧暦) 夢のような時空
○それぞれの歳時記 彩り 速さ 旬 多様な生身
○風土 弧状列島 「花綵列島」 ユーラシア 風土と身体
山 海 川 聖地
○ことばと文字
春 は る 花 は な さ く
桜 櫻 さくら 緑 みどり
○こころ からだ 植物器官 人と植物
花見 マジカル 花を見る いのりとみのり
青い空だって植物がつくっている。
いつだって植物と動物は混淆している。
帰り道、みなさんを見送って空を見上げると曇っていた空が晴れていてpinkmoonが顔を出していました。幸先”GOOD”