facebookへあげたコメント///
日曜日は「みどりの星の座」でめぐり花。何回やっても全く飽きることはなく、ますます楽しい。
今回は元気なお子さんたちが多くて、大人が真剣な表情でかしこまって活けているのに子供達は嵐のように駆け回っている。おおごとにならないかみんなで気をつけつつ、お母さんたちも花に向かう。子供達にも順番は巡ってくるから、呼ばれればすっ飛んできて、自分たちが摘んだ中からさっくり抜いて瞬く間に活けては去っていく。風の又三郎みたいだ。活けている花はそれを受けてまた変化していく。
大人も豊かで丁寧に向き合う人ばかりだった。一つの花を活ける中で不思議と初めから役割が定まっているような時もある。ディテールにこだわる建築家、色合いやバランスに気を配る人、空間に弾みやアクセントをつける人、控えめに添えていく人、程よく隙間を生かしていく人、子供たちの花は、リズムをつけてくれる。
皆さんに感想を聞くと街を作っているみたいという人もいたり、自分だけでは絶対生み出せないバランスだと思ったり。
今回は樅やハーブや酢橘、レモンなども切ったので、アロマが部屋に充満していたし、陽射しもキラキラからストンと陽が落ちて劇的でした。冬至近くの低い光線は陰影を濃くしてくれる。寒いから一際ありがたさが身に沁みる。
めぐり花は縮景だ。
今この場所で、この季節の植物と匂いや鳥の声も子供達の歓声も巻き込んで、集った人々の過去と未来が交差する。それはすぐに逸れていってしまうから、花のように儚くて既に懐かしい。
冬生まれの人が僕も含めて多かったのがまた面白かった。
笑顔で花を生ける姿は光のようでした。
次回
2020年1月11日(1月第2土曜) 14時からです
年が明けると何やら新鮮な風がどこからかやってきます。
小正月。年初めの「みどりの星の座」は、松の枝を立てて、若返りのめぐり花です。
松は祭りの木、祀って待つ、影向を待つ。
いつでも若さを保つ長寿の木。
風雨に耐える龍のような幹に、和合の松葉。
初めぐり、小正月を祝いましょう。
イベント概要
タイトル:学校園|みどりの星の座
開催日:2020年1月11日(土)
開催時間:14:00〜17:00
場所:IID 世田谷ものづくり学校 Studio(211号室)
参加費:3,500円 持ち物:花ばさみ、草花持ち帰り用の袋 、草むらに入ったりできる服装が望ましい。
定員:20名
対象:どなたでも。
親子同伴可(小学生以上高校生までのお子様は半額) 未就学児は無料
諸注意:鋏を使ったり、草むらに入ったり、木に登る可能性もありますので、怪我には十分ご配慮ください。
(事務局に簡易な手当てキットはございますが責任は負えませんのでご了承の上、ご参加ください。)
お申し込み/お問い合わせ:hikarionsitu@yahoo.co.jp
主催:学校園/温室
今後の予定/
2020年2月8日(2月第2土曜)
3月14日(3月第2土曜)ゲスト講師 稲葉俊郎さん
みなさんからのコメント///
「昨日は、こちらこそありがとうございました。
子供たちが大はしゃぎして、場違い極まりない様子にひやひやでしたが、そのように捉えていただけたなんて…少し安心しました。ありがとうございます。本当に皆さまのおおらかさに助けられて、私自身とても楽しかったです。冬至のお話もとても興味深かったです。また是非参加させてください。」
「昨日はとてもおもしろかったです。
他の人が活けた草木から、バランスやコンテクストを自分なりに読み取り、そこに一手を加え、全体の空間が出来上がっていく。
しかも、子供も大人も一緒に。というのが、普段できない、とても貴重な体験でした。
庭の草木を取っていると、時間も忘れて夢中になってしまいました。」
「心の奥まで潤いました…ありがとうございます✨
帰路も、植物ばかりが目に飛び込んできて、電車に乗るのが大変でした…😔笑」