Flower(花の為事)

七夕の花飾り(赤坂氷川神社)1

夏越の祓えの前日に搬入された竹の格子。花を活けるための窓を空けた。翌6月30日設置の当日は、一晩中降っていた雨もやみ、薄曇り。

頼りの頭は30分前にはこれから竹を取り付ける拝殿の前に登場。僕は柱への養生の準備をしていた。

概略を説明すると訳もなさそうに段取りをはじめる頭。脚立と紐だけ。あとはうちが用意した棕櫚縄。

手伝ってくれる花の教室の生徒さんも数名見え、一緒に設置。頭の動きを見ているだけでも勉強になる。

棕櫚縄は二尋を二束分。

竹屋さんがデザインに合わせて組んでくれたもの。
庇の支えのデザインは新しいものだけど調和している。拝殿自体は江戸時代のもので200経つそうだ。竹の格子は拝殿の格天井に因んでいる。格天井には豊かな花鳥図が描かれているから、その中から夏の花をピックアップして、活けるというコンセプト。

そばで頭の手つきや、息遣い、言葉を聞いているだけでまなび。
長袖の袖はちょっとまくる。
軸ができているから、落ちそうにすら思えない