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稽古初め 赤坂氷川神社 はなのみち6季vol.11【新魂(あらたま)】

二〇二二年一月十一日、鏡開きの宵。今年も一年の初めのお稽古ということで献花をさせていただき、正式参拝。新春の御社殿にて玉串奉奠し、生徒さんたちと一緒に手を合わせる。

献花の花は、若松、紅白梅、千両、水仙、枝垂柳。お稽古の花材も同じ種類。

1年でも最も寒い時期に入る。日本での記録は旭川での−41度だとか。それでも土の中では春がじんわりと近づいてきている。芹乃栄に清冽な泉で競り合う様子を想像したり、「大寒」の終わりがどうして鶏なのかなど、いつものように72候を実感、それから人日の節供、松の内、鏡開き、小正月の行事などの謂れをざっとお話ししたあと、それぞれの植物について、万葉集や神話からとった物語をショートカットで。

影向の松、鏡松。梅に四貴あり。結柳に柳眉。千両の本当の名。実は億両もある。水仙にはエコーが谺する。

花留めを作ってのお稽古。花材も生け手も異なるので、それぞれの活け方にこの花でこう活けるなら、ちょっとこうすると見え方が変わってくるということをできるだけ伝えていく。生徒さんたちは他の人の活けたものを見て、学びを広げていく。

いずれも品の良い香りを持つ植物。空間が彼らの気で包まれる。神社ではそれがより強く感じられる。依代となる木がたくさんある所では、花を立てると気が移ってくる。

結柳はちょっとお伝えしただけだけど、印象に残った生徒さんが多かったみたい。

花が馴染みとなってくれると嬉しい。身体や心の開き方が変わってくると思う。