Garden(庭の偽事)

宇宙と一つ

11月。お庭のパトロール。もともとマンションの駐車場だったところ。

ブルースタジオさんのリノベーションで躯体の色はグラッフィックデザイナーも入って、ちょっと見かけない色彩計画。この色に秋から冬の落葉樹のグラデーションはとてもよく合うので木々を選定。御子息がOZ系の植物が好きで、お店も持っているので、芝地の上のステップガーデンからはそれに近しい植物も混ぜ、上の道路面は御子息と一緒に選んだ植栽に。

谷地という地形を入れ子にしてデザインが成立している。もともとは、現在建て屋のあるステップガーデンの上は、擁壁がどんと立てられて木々が植えられていた。敷地をそうやって囲んでいたのを、上方にある駅への通路としても開かれた場所にしたのがブルースタジオさんのリノベーションの肝。斜面下の東側から上の西側へ風が通じやすくなった。

植物は、遷された場所で、根を張って光合成と呼吸を続け、宇宙に手を差し伸べている。日月とこの星の動きにすっかり同調している。久しぶりに訪ねると、視線を感じ目が合うことだってある。でも、ほとんどのことは掬い取れるわけでもない。よほど彼らはこの場所で自立し、思いも及ばないほど遥か彼方まで関係線を結び、ネットワークし、たまたまを受け入れている。