【晴明 玄鳥至】赤坂氷川神社「はなのみち」第八季開講。花曇り、春の宵、桜がちょうど満開となった「晴明」の夜だった。まずは正式参拝でご挨拶。その後広間に戻り、初めて生徒さんたちと顔を合わせる。
今日はデモンストレーションから。花材は、御殿場桜、山桜、吉野桜、土佐水木、椿。
花を活けていくごとに落ち着いていく。座も開いていく。春の海へ船出していく感じ。話していくごとに、人の貌というのは別様の花だと思った。風に揺れ、雨に濡れ、陽に笑う。 写真/Shinichi Tsukada
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多くは初めて顔をあわせるみなさんを前に、ふわっと咲く桜3種を透明なガラスの器に投げ入れ。ひよこの様な黄色の土佐水木と八重の白乙女椿を合わせていく。この頃の花は可憐でけなげで神々しい。歌うように咲いて春陽に踊る。椿の葉には冬焼けが少し残っている。時の標なる花を活けていく、その境目やボーダーや、岬や渚、現象と現象の合わせ、ずれ、極些細な間から微かな音色で立つものあり。”スポークン・フラワーズ”花は詩、歌、唄そのもの。活けるとはその花の歌を編んで聴こえるようにすることか。
花の先に見える生徒さんたちの呼吸や空いた口や、目の光もまた異相を見せてくれることがある。
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