副題に《讃歌》ーヒヌムス 心から敬虔な気持ちで 母なる大地に跪いて…とあり、生命への讃歌として、旬の花を立てることに徹しました。冬に向かう凛とした姿が現れればと思って、錦木の冬枝、夜叉ブシ、白い嵯峨菊、わずかに色が出た土佐水木を立て、小楢の紅葉、常緑の郁子、ツルグミなどを合わせました。
お庭があると、依代としての花には目に見えないものが寄り付きやすい。
いずるばさんにはお手入れされたお庭があり、光とともに毎回庭木を伝ってやってくるものがあります。
コンサート自体は僕は聴けませんでしたが、撤去に伺った時、高揚したみなさんの余韻がまだ花に宿っていました。植物にも血が通って、興奮冷めやらぬ面もち。