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花の座 伝芭 sansa座 「ミタマノフユ〜樅,ブルーアイス,栂,山こうばし,南天の実,柚子の実」2022/12/3

問いを投げかけると,上を見る人,下を見る人がいる。「ふゆ」の「らしさ」を五感で表現すると?
色々と答えが返ってくる。マンションから見える欅の葉音,それを掃く音、小さい頃住んでいた地方の霜柱を踏む感触,音,氷柱の光,色だと白,透明のイメージ,世界から色がなくなって,赤い実,黄色い実が目立つ。空気が澄んで富士山が綺麗などなど。。。
花材をひらく。
植物で曼荼羅をつくる 奉という字は植物(秀つ枝)を両手で持って軸を向こうにして捧げるかたち。みんなでそっと一本ずつ捧げる。やまこうばし。
今年最後なので円環をつくり,巡りと恵みに感謝とつぎつぎの再生を願う。

グレゴリオ聖歌を聴きながら,円環を解き,それぞれの飾りに。

置いたそのままをもち
束ねる
冬至飾り。クリスマスもお正月も,冬至の祭りのバージョンである。それをリミックスした飾り。冬至の柚子、山コウバシは冬でも葉が落ちないので受験生のお守り,冬芽を再生の象徴として,クリスマスから樅やコニファー,お正月から南天の実、いわゆるスワッグでもある。コニファー類はいい香りもし,柚子や山コウバシも。こうした飾りをつくること自体がナチュラル・アロマ。

sansaさんのビールで乾杯して短い時間の談笑。

  冬の日の名残りの泡や秀つ枝とる