Flower(花の為事)

『芸術×人類学で体験する古代の神話世界 縄文的生命の躍動/精霊たちの世界』でのパフォーマンス   “ミタマノフユ“

時を経て

いのちはめぐり 回帰する

こんなにも澄んだ冬の空への憧れを秘め

銀色の実

鈴の音

灰色の松

魂の胞衣にいのちの贈与

やがて緑は水を揚げ

葉は漲り

洪水となって大地を覆う

そのさきにつぼみ

そのときにひらく

あの空へ

方向と咆哮と芳香

かの人の

存在と声とにおい

それから

不在

やぶつばき

水仙

したたる蜜と

にがいはるのにおい