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星の息しづかに炎ゆる 白日のひるがほの上(へ)に時は過ぎつつ

古本屋で河野裕子さんの歌集「ひるがほ」を手に取った。
前から好きな歌人。
立夏を過ぎて、この花が目につく。
都市の隙間、家家のはざまの、ちょっと荒れたところにはすかさずこの花が光っている。
夜の星々は露と降り、昼の花々に転写される。